あのブッダの考え方が学べます!「反応しない練習」本要約と感想
目次
①「反応しない練習」の紹介
②抜粋ポイントと解説
③2つの行動プラン
④まとめと感想
人間関係に悩んでいる。
漠然と将来が不安でしょうがない。
周りの人と自分を比べて一喜一憂してしまう。
皆さんは、このような経験はないでしょうか?
あるいは、今現在こういう悩みを抱えていないでしょうか?
この本の著者、草薙龍瞬さんはこのようにおっしゃっています。
「すべての悩みは”心の反応”から始まっている。」
そして、「ムダな反応」をしないと心がけることで、すべての悩みを根本的に解決できる。ともおっしゃっています。
正直、冒頭のこの内容を読んだときは、「本当にそんなことで上手くいくものだろうか?」と疑ってかかっていました。
しかし、この本を読んだ後、自分の考え方に変化が訪れていることに気づき、自分の状況は何も変わっていないのにもかかわらず、幸福度が増している感覚を覚えました。
この書籍は、年齢問わずすべての人に読んでほしい書籍です。そして購入して何度も読み返す価値のある作品でもあると感じました。
②抜粋ポイントと解説
”1” 反応する前にまず理解する
草薙さんいわく、悩みをなくす、という考え方そのものが間違っているそうです。そしてブッダも「人生には苦しみが伴う」と仰っています。
心構え→「悩みはあっていい、あると認める」
受け入れることにより、どうすればこの悩みを解決できるだろうか、と思考を一歩前に進めることができるようになります。
仕事や人間関係の悩みの正体→「心の反応」
例→周りの人の小さなことが気になってイライラする。
↑「心の反応」が原因です。
人の心=常に何かを求め続けます。
求めたものが満たされない=欲求不満、ストレスが溜まります。
↑なにが満たされていないかというと、「承認欲」が満たされていないせいで周りの人にイライラしてしまっています。
「もっと自分を認めてほしい!」←認めてもらえない、これが原因です。
解決策は簡単です。→「私には満たされていない承認欲がある」このように正しく理解するだけです。
これだけで、不思議な心境の変化が訪れムダな反応が静まっていきます。前向きにこの承認欲を満たすにはどうすればいいだろうか、と思考を巡らせる事が可能になります。
”2”他人の目から自由になる
「他人の目が気になる」の正体=承認欲
承認欲(もっとよく見られたい、認められたい)が作り出す妄想
↓
他人の目が気になる心理
解決策→どんな思いも妄想に過ぎない、とはっきり自覚することです。
妄想は所詮妄想←反応しない!という覚悟がだいじです。
例)同世代の平均年収を見て一喜一憂してしまう。
(これは僕自身かなり見に覚えがあります)
比較=非合理的な考え方
↓
その理由3つ:
1’比較という心の働きは妄想(バーチャル)でしかない。
2’比較しても状況は変わらない
3’比較によって安心を得たい場合、絶対完全有利な立場に立たなければいけない。→実際不可能
人が比較してしまう理由→「承認欲」を満たして安心したいから。自分を納得させたい。
更に...人は妄想に慣れてしまっているから。
改善策:「比較」という妄想をやめて「正しい努力」をしよう
正しい努力3つ
1.認められたい気持ちをモチベーションにして、今の仕事、生活を改善していく。
2.どんなときも「自分のものごと」に集中する意識をもつ。
3.自分で納得できることを指針とする
”3”厄介な現在進行形の嫉妬
例)「有能で評判の高い同僚が羨ましい」
「同世代の人が活躍しているのを見て焦りを感じる」(僕自身かなりに覚えありです)
「嫉妬」の正体→怒り→認めてもらえない!という自分自身の承認欲の不満からきている。←相手が原因ではない
つまり「嫉妬」=ただの八つ当たり→イライラして理不尽に人にあたる、人に無意味な嫌がらせをする←これらとなんら変わらないほど「嫉妬」とは無意味、無駄です。
無駄な「嫉妬」から自由になる方法
↓
相手に目を向けている状況から降りる。相手は関係ないと考え嫉妬という感情から降りる。
自分自身の能力を高めていくことに仕事、生活を改善していくことに心を向けていく。
↓
努力する自分自身の道のりを楽しみながら生きていけるようになる。
(この考え方は本当におすすめで、僕自身「嫉妬」「比較」から一気に解放されました)
③2つの行動プラン
1.歩きながら心を掃除(マインドフルネスでいう歩行瞑想)
例えば、自宅から職場への行き帰りの途中で歩いているとき右、左と頭のなかで確認し、足の裏の感覚に意識を集中させます。
これを10分ほど続けるだけでもかなり心が安定してきます。
2.簡単なマインドフルネス瞑想(これは本書では紹介されていないのですが、僕が実践して効果をかんじているので、ご紹介させていただきます)
まず椅子に座り、目をつむり、鼻で息をゆっくり吸い込み、ゆっくりは吐きます。
このときに、鼻の穴で、息を吸っている、吐いている。息が冷たい、暖かいというところに意識を集中させるのがポイントです。
別の考え、妄想が浮かんだらすぐに気づき鼻の穴に意識を戻します。5~15分でも十分こうかがあります。心がすっきりするのでおすすめです。
④本書の中で草薙さんは、人が目指すべきゴールとは自分の人生への「最高の納得」であるとおっしゃっています。
日々の仕事や家事も、「自分が納得できること」を基準にしていけば、外の世界に振り回されなくなり、進んでいく方向も明確になるはずです。
そして、きっと自分の人生に「最高の納得」ができる!と自分の人生を信頼する事も大事です。
僕はこの本を読んで意識してこれらの考えを実践することにより、とにかく無駄な比較や嫉妬をすることがなくなりました。そして、なにより心を穏やかに保てるようになりました。
以前はネットやテレビで活躍する年下や同世代を見てよくわからない焦りや嫉妬を覚えていましたが、今はそもそもそういう妄想の競争からは降りているので、気になりません。むしろ素直に、すごいなと感じます。尊敬します。
自分自身の最高の納得を目指し、自分自身の改善に取り組んでいます。
皆さんも是非本書を読んで、「最高の納得」を目指し共に頑張りましょう。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
そして、著者の草薙龍瞬さん、素晴らしい本を書いていただきありがとうございます。
それではまたの機会に!
かわいいは作れる!ならぬ賢さはつくれる!!「賢さをつくる」の本要約
目次
①書籍の紹介文
②抜粋ポイントの要約
③2つの行動ポイント
④感想とまとめ
①書籍の紹介文
「頭のよさは生まれつき決まっていて、変えることができない」
このように思ってませんか?
かくいう私も正直言って思ってました。
しかし、この本を読んで価値観が90度変わりました!
著者の谷川佑基さんは、本書の中でこのようにおっしゃっています。
「頭のよさとは考え方や思考方法の差にすぎず、いつでも好きなときに自分で変えることができる」
「望むなら、誰でもいつでも頭はよくなる」
つまり、考え方や思考方法を習い、日常生活で練習することで、誰だって賢くなれるということです。
本書は、「頭のよさ」とは何か?思考とは何か?
これらの疑問を著者の谷川さんと解き明かしていき、賢くなるためにすべき思考方法を学べる一冊です。
② 抜粋ポイントの要約
頭のよさとは・・・インプット力+アウトプット力
インプット力=主に学校での評価に比例する
例) テストの点数が高い(理解力)、飲みこみが早い、知識量がある
アウトプット力=主に社会での評価に比例
例) 発想が豊か 説明がうまい 行動が効率的
↑のように、学校と社会では求められる頭のよさの方向が違います。
↓
では、学校の勉強が社会で役に立たないのなら、なぜ最初から学校で社会で役立つアウトプット力を伸ばさないのでしょうか?
↓
それは、よいアウトプットに必要なのは、よいインプットであるからです。
「インプットが不十分な状態でアウトプットしようとしても、底が浅く薄っぺらいアウトプットしかできない」と谷川さんはおっしゃっています。
このことから、頭のよい人=アウトプットとインプットのバランスに長けている人とも言えます。
更に・・・インプット力=抽象化能力 アウトプット力=具体化能力
例) 犬
具体 うちのポチ←チワワ←犬←生物 抽象
頭のよい人は、このような具体化と抽象化の往復運動が得意な人でもある。
この他にも、具体と抽象の関係はこのように表せます。
具体←ーーーーーー→抽象
個別 (インプット) 全体
短期ーーーーーーー→長期
実用 本質
五感 概念
現実的 精神的
一面的←ーーーーーー多面的
手段 (アウトプット) 目的
問題解決 問題設定
本書の中で谷川さんは、頭のよさはたったの3種類であるとおっしゃっています。
その3種類とは
①具体と抽象の距離が長い・・・具体と抽象の距離が長いほど幅広い選択肢ができる。
②具体と抽象のスピードが速い・・・短い時間で本質や全体を考え返答ができる。頭の回転が速い。
③具体と抽象の回数が多い・・・何度も具体的に検証することで抽象能力が洗練されていく。
そしてこの3種を自分の強みに合わせて組み合わせる。
著者の谷川さんはスピードが苦手だが距離が得意だそうです。
この場合は、苦手なスピードは回数を稼いでカバーするそうです。
③2つの実践ポイント
①考えることに対して、「4W1H」で問いかける←具体化
「4W1H」=いつ?どこで?なにを?だれが?どのように?
②考えることに対して、「なぜ?」を問いかける。
例) 会社の上司からこんな指示を受けた。「お客さんにダイレクトメールを送るから印刷業者から見積もりをとって」
①この曖昧な指示を実行するのに役立つのが、4W1Hです。
・いつ?→発送はいつなのか?納期はいつなのか?
・どこで?→どの工場で印刷するのか?
・誰が?→発送先のお客さんとは、上得意を指すのか見込み客を指すのか?原稿は誰が作るのか?
・なにを?→どんな封筒でどんな紙をつくるのか。
・どのように?→いったい何部印刷するのか?
これらの4W1Hを素早く具体化し、実行できたならかなりできる部下となれます。
②そしてこの指示を抽象的に考えるためには「なぜ?」を問いかけていきます。
なぜ?こんな仕事がうまれたのか?
↓
お客さんにダイレクトメールを送る目的はなんだろう。
購買の申し込みを受け付けるためだろうか?
↓
この質問に答えるには会社全体のビジネスモデルを知る必要がある。
↓
この質問に答えるなかで会社のビジネスモデルがわかってくる。
↓
会社全体の戦略や他の部署の動きもわかってくる。
↓
頭のいい部下になれる
このように日々意識して具体的に抽象的に考えを往復することで賢くなることができます!!
④感想とまとめ
私自身がこの本を読んで感じた感想は、まずこの本はなにより読みやすかったです。
私のような自己啓発初心者でも理解しやすい文章で書かれており、内容もとにかく素晴らしく面白かったです。
特に、「望むなら、誰でも、いつでも、頭はよくなる」これを読んだとき自分のようなものも賢くなれるのか!と希望がもてました。
私のような自己啓発初心者の方にも、ある程度読んでこられた方にもおすすめで、一読の価値は十分すぎるほどあると感じました。
この記事を読んでくださった皆様、こんなつたない文章を最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
そして「賢さをつくる」の著者 谷川佑基さん素晴らしい本をありがとうございます。
ブログの方も、そして自己啓発の方も、日々精進して取り組んでいきたいと思います。
それでは、また次の記事で!!
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